最新の医療について

医療職としての専門性をしっかりと生かす

人の生活で作業ができるようになるかは、非常に複雑で体が回復すれば、あるいは発達すればできるようになるものでもありません。
同じ作業を行うとしても、いつ、どこで、誰と一緒に行うのか、そのやり方や使用する道具、材料、社会の中で期待される仕上がりなどが異なります。
つまり人の作業そのものは、様々な要素が複雑に絡み合っているということです。
その中で医療と生活がしっかりと結びついていくには、必要な条件を整えると共に、刻々と変わる周囲の状況に合わせて、個々に調整していくことが必要です。
日本でも、近年、ますます人の個別性が重んじられるようになり、画一化されたサービスを一様に提供すればいいという状況ではなくなりつつあります。
高齢化社会が進む中、リハビリテーションでも作業療法士が担う役割がより重要なものになっています。
ところが、作業療法士として専門性をいかすことなく、他の医療職の真似事をしている人が多いのも事実です。
作業療法士を目指す人は、人が作業する複雑さを理解し、支持するための高い知識と技術を持てるようにならなくてはなりません。